社会に役に立ち、感動を与え、真実を残す出版社

朱鳥社は個人出版を応援しています。

朱鳥社

出版体験記

岩田隆

「傷だらけのヒーロー・滝沢賢治 ドラマ<スクール☆ウォーズ>の
「通」な楽しみ方 」を書いたわけ

 教壇に立っている私に、友人たちはよく「スクール☆ウォーズの滝沢賢治先生みたいに熱意をもって生徒に接しているのか」と冗談半分と期待感をこめた語りかけをしてくる。小・中学校時代ともに大映ドラマ全盛だった我々世代は、TVドラマ「スクール☆ウォーズ」の影響を大いに受けている。先生の理想像はまさに滝沢賢治である。
ドラマ内容は、熱血教師が破天荒の高校生に体当たりの指導を繰り返し、更生させていくという単純明快なストーリー。昭和59年でさえ完全に時代遅れの感じがした。しかし、滝沢先生の熱意と誠実さにあふれる指導に、視聴者は完全に引き込まれていった。上辺だけで人気を稼ごうとせず、教育の本質を描き続けた作品は秀逸の一言。その証拠に再放送でも高視聴率をあげ、後世にも伝えられ、人気を博した。
本編放送から十数年後にファン待望のDVDの発売。かるく売り上げ20万部を超えるヒットとなり、レンタルショップの棚も連続貸し出し中なのだ。

私の教育理念の根源には常にこのドラマがある 

 この伝説のドラマが意外や意外、解説やガイドブック関連本がほとんどない現状であった。名作をぜひ、改めて世間に深く理解してほしいこと・自分自身の教育現場に生かせる教材としたいこと・ドラマの矛盾や行き過ぎた演出をユーモラスに描くこと。以上の3つの観点から自ら書き始めた。
中学校時代からビデオテープがすり切れるほど観ていたためか、執筆にはさほど時間がかからなかった。滲み出る感情をキーボードに叩きつけるだけだった。「殴られるのも教師の仕事の一つだ」など独特の名ゼリフを記載すると同時に、一張羅を台無しにしてまで怪我した選手のために即席の担架を作り上げたことなど、熱血教師の教育エピソードを網羅した。 
オールドファンには新たな発見をしてほしいし、初心者にも喜んでもらえるよう工夫した。 学習塾や学校で授業をする時の教育理念の根源には常にこのドラマがある。もちろん、言葉が独り歩きしないように私も日々努力をしている。

闘志・熱意+内面に響く心のこもる教育めざし邁進中!

 出版後、本を購入してくれた卒業生がこんなことを言ってくれた。「先生の熱意はドラマと重なっていますね」本当に出版冥利につきる一声であった。また、昨年は病院内学級で講師を務める機会があり、病気と懸命に闘いながら、院内学級で勉強をすることに喜びを心底感じている子どもたちと関わり、闘志・熱意の教育だけでなく、内面に響く心のこもる教育を実践していくために、さらに精進していかなければならないと思った。スクール☆ウォーズはゴールではなく、あくまでスタートなのである。

「プロ野球70年から掘り起こす迷珍言語録 」を書いたわけ

 日本の国技と言っても過言でない野球。人気低迷が危ぶまれるが、まだまだ根強いファンも多い。主な観戦を類別すると高校野球・東京六大学野球を筆頭とする大学野球・社会人野球・メジャーリーグがあるが、私は日本のプロ野球が一番好きだ。理由は、国内でも世界トップレベルのプレーを観ることができることはもちろん、日本プロ野球独特の性質があるからだ。それは、親会社の因縁が必要以上のライバル関係を生み出すこと・ドラフトに運命を委ねること・自ら契約更改で会社幹部と報酬の折衝をすること・非常なトレード通告…そう、会社という巨大組織で奮闘する企業戦士の要素と、組織を束ね労働者の生活を保障する経営者の側面を持っているため、ファンは自分の身に置き換え、観戦を楽しむことができる。
観戦と同時に私自身、そんな人間模様を綴った野球著書を大量に読み漁ることが日課になった。超一流ジャーナリストによって表現された著書は、どれもどれも素晴らしく、プロ野球シーズン・オフという退屈な時期も心を満たしてくれる。
そんなある日、ふと自分も少し変わった視点で書くことができないかと思った。語り継がれる名ゼリフや、取材に構えたオフィシャル発言ではなく、ポロリと出た選手の本音を集めたらきっと面白いと。さらに野球通有名人の発言も特集すれば、ファン心理や仕事柄などがにじみ出ていて含蓄あるものになると。こうして意外な発言を網羅することから始めた。

迷珍ゼリフはすべて記憶、頭から引き出したオリジナル

 いざ、書こうと思うと1000以上の迷珍ゼリフが次々溢れ出てきた。改めて文献をあさったり、調べることはしなかった。すべて自分自身の記憶、つまり頭から引き出した。珍言を聞くために野球を観ることもせず、耳にたまたま残った発言をリストアップした。
私の迷言珍言は、どの文献ともバッティングしなかったし、ネット検索でも引き出せない。オリジナルの作品である。言葉で楽しめる野球は改めて素晴らしい。 最近は、球場へ足を運ぶことより12球団6カードをスカパーで同時観戦するほうが楽しい。プロ野球本の第2弾をご期待ください。

 

熱血教師ぶりをご覧あれ!

熱血教師ぶりをご覧あれ!

藤井寺球場にて

藤井寺球場にて