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出版体験記

重野正一

自分にしか創れない本をつくりたい!

 人がこれまで書いたことのない本を創ろうと思った。しかし、どんな本が珍しい書き方の本なのかわからなかった。試行錯誤しているうちに時間ばかりが過ぎていった。だが、あるときひらめいたのである。私は独学で作曲法をマスターし、どうにか曲らしい曲が書けたので、感動できる物語とそれに合う楽曲を抱き合わせ、一体化させた本を創ってみようと思った。心にひびく感動物語のためにいろいろなところに取材に行ったり、いろいろな人から話を聞いた。ホームレスの物語を書くためにたまり場へ行き、何者か!? とホームレスの人々にグルリと囲まれたときはさすがに恐い思いをした。こうした幾多の苦労もあり、物語をなんとか書き上げ、その物語に合う曲を書き、一冊の本にまとめあげたものがこの本『心にひびく60の小さな感動物語 この曲を一曲いかがですか』である。
譜面が読める人は物語を読みながら音にすればいっそう感情が高まるし、仮に読めない人でも物語だけ読むことで心にひびく。譜面を読める友人や知人に頼んで音にしてもらってもよいだろう。ともかくこの殺伐とした世の中で心の潤いを少しでも覚えて、夢や希望の意味を大切にしてほしいと願い、この本を書いた次第である。
ぜひとも一人でも多くの人に読んでいただきたい本である。心の魂をゆさぶる本であり、読んでくださった人に何かを気づかせる本である。

独学作曲家ここに誕生!

 私は世の中を生きてゆくのにとても不器用な人間である。小柄で人間がバカ正直で一向に風采のあがらない、遊びも知らない男である。そんな私が唯一できることがあった。それは独学で作曲法をマスターし、曲が作れることだった。
人はいつか誰もが天国へ旅立ってゆく。私も例外ではない。そこで私は、旅立つ前に自分が生きてきた証しを残しておきたいと強く思い作曲を始めた。作曲を始めた当初より今現在まで、コツコツ書きためして積み上げた楽曲のほぼ全部をまとめあげたものがこの本『2222 重野正一 作曲の旅』である。
自伝本なので販売用の本ではないが、私のような冴えない者でも、がんばればこういうこともできるということで印象づけられればよいと思っているので、お申し出の方には無料で差し上げている。「2222」という数は簡単ではない、ましてこの内の多くがコンテストに入選したり、テレビ・ラジオなどに流していただいた曲ということで、たいへんさはかなりのものである。何十年も費やした。私の生きざまそのものである本だ。
この本は自慢の本ではない。いかに毎日の努力の積み重ねが大事かを学ぶ本であると考える。

作曲人生の証しをCD付きで出版

 『2222』の続編であり、ファイナル本である。まさに私の人生の集大成『3333 重野正一 作曲の旅ファイナル』がもうじきできあがる。。「3333」という数ははるか遠い数で、ここまでこられるとはとうてい思わなかった。情熱・夢・エネルギーのかたまりがひとつになってできた本である。曲を書き続ける間には、仕事で忙しいときも、体調がすぐれないときも、用事があるときもいっぱいあった。苦節40年、私なりに精いっぱい生きてきた作曲人生の足跡である。
この本も自伝本のため販売用でないため、お申し出の方には無料で差し上げる。付録として何曲かをCDにしてつけてある(ただし、曲の録音状態があまり良くないものもある)。また、もし私に作曲法を伝授してほしいという希望のある方にはいつでも応じるつもりでいる。

父が遺した「ガダルカナル戦争日誌」を出版

 私の父は2003年に亡くなったが、父の遺品を整理しているときに机の上の古ぼけたノートに気づいた。中を読んでみると父の戦争奮闘記がびっしりと綴ってあった。最前線で父が体験した第二次世界大戦はまさに驚愕の連続で、超パニック状況の中でよくぞ生き残れた……と雷に打たれたようなショックと感動を覚えた。体の奥からしぼり出す、さけびにも似た慟哭にただただ涙するばかりであった。
何のかざりたてもない真実のみで書かれた記録を私はぜひ世に出して人々に読んで欲しいと思い、出版することにした。戦争の実際はどんなものであったのか、最前線では何が起こっていたか、兵士の心理や行動はどのようなものであったか、恐怖や不安の極限とは何か等々、父は体験を通してそれを切々と語っている。ぜひ、恐怖、絶望、運命に翻弄された父の生きざまの本を読んでいただきたい。
父は20代で戦争におもむき、自身が60代の時にこの記録をまとめている。実に40年後に書いていることになるが、それにしては克明に細かい所まで覚えていて詳しく書いてある。父の偉大さを痛感させられる。
毎年8月が来れば終戦記念日がやってくる。どれだけ年が経っても、戦争の悲惨さは絶対に忘れてはならないのである。

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私、重野正一です。

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我が人生の相棒、ピアノです。

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今は亡き父と母です。

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父が遺した戦地の写真。『父のガダルカナル戦争日誌』本文中でも多数紹介。