朱鳥社文庫
山吹草太 『5つのパンと2匹の魚 詩と短編戯曲集』
梅雨明けが待ち遠しい時期に、詩人・山吹草太さんから久しぶりにお電話をいただいた。
ご著書『5つのパンと2匹の魚 詩と短編戯曲集』発行から7年。
本は公演や講演活動によって広がり、高校や専門学校の演劇クラブでも上演され、若い世代に支持されている。
また、詩人・吉野弘氏からも高い評価を受けた。
東京から奈良へ活動拠点を移され、詩人として、演劇人としての近況報告をいただいた後、『5つのパンと2匹の魚 詩と短編戯曲集』を文庫にできないものか、という話になった。
今年、「平城遷都1300年祭」のイベントで盛り上がっている奈良で、演劇創作集団TPN「シアター・プロジェクト・奈良」の芸術監督に就任。秋には講演会、芝居が続く。
山吹さんは活動範囲がドンドン広がり、イベントでの販売が可能、詩人としての実績、社会活動もされている。
いろいろ検討し、今回、弊社初の文庫の企画がスタートした。
楽しみあり、緊張感あり。
まずは、サイズから検討に入った。
他社の文庫をそろえて比較。一口に文庫といっても、サイズは様々ある。
横は同じだが、縦が、手当たり次第に測っただけでも148~152ミリまで。結局150ミリと決めた。
次に、本文レイアウトを決める。
戯曲と詩の書体のサイズ、行間はどのくらいが見やすいか、1行の文字数を単行本と同じくするにはどうしたらいいか、印刷会社さんと相談し、小さくても大きく見える書体を選んだ。
最近では文庫でも文字が大きく読みやすいが、ギリギリの大きさかなと思う。

文庫デザインフォーマットを作る。
ロゴ、タイトル、著者名の位置、そして紙の種類、色。
カバーデザインは単行本と同じシックなもの。
裏には宣伝文章を入れることに決定。

単行本の文庫化にあたって、山吹さんに何か一言書いていただきたいと思い、依頼。
すぐ山吹さんから、文章が届く。
プロデューサーとして活躍する山吹さんとあって、メッセージを伝えるのが上手。
カバーに掲載する宣伝文章もご意見を拝聴。
売上の伝票になるスリップのサイズも様々。
文庫の半分くらいになりそうなものまであったが、程良い大きさに決めた。
などなど、異常気象の夏、猛暑の中、編集者とデザイナーが、着々と企画を進めてきた。
9月に入り、印刷会社さんと取次会社・星雲社さんと、部数、発売時期など本格的に打ち合わせ。
本文、カバーデザインと、順番に見本が上がってきた。

山吹草太さんの原点「5つのパンと2匹の魚」は、10月下旬発行になります。
10月には奈良で語り芝居+ミニ講演、公演が開催されました。文庫本を販売しました。

山吹草太事務所◆ポエトリーリーディング奈良実行委員会公式サイト
http://www.poetryjapan.com/
