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朱鳥社 新刊・近刊の案内

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田中佐知絵本詩集

田中佐知 絵本詩集

詩:田中佐知
絵:南高彩子
訳:南高えり

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68歳早期発見 前立腺ガン闘病記
著者:笹塚始

前立腺ガン闘病記近年急増する前立腺ガン! ガンを告知され、不安な心を抱えつつ同病者の闘病記を探したが見当たらないと知った著者が、体験手記に近年の医療情報を調べて盛り込み、万感の思いを込めて書き下ろしたのが本書である。妻もよもやの子宮ガン、退院後8ヶ月で今度は脳出血発症、と苦難を夫婦で乗り越えての泣き笑い赤裸々告白闘病記。早期発見のためのお役立ち情報満載だ。

  • 定価:1000円(税込) 四六判 並製本 92頁
  • ジャンル:闘病/福祉
  • ISBN978-4-434-16530-6 C0095
  • 発行:朱鳥社 発売:星雲社
  • 2012年3月20日発行

著者からのメッセージ

定年退職後、飲み仲間8人のうち4人に発見された前立腺ガン!「まさかなぁ」と受けたPSA検査結果は9.2でガンの疑いあり。「我が前立腺よ、お前もか?」 中高年になると、男性はほとんどの人が精力減退ばかりを気にしてできうる限りの対策を講じるが、初めのうち二、三年、あるいは数年くらいはまったく無症状で、静かに、静かに、自分の股間で増殖している前立腺ガンの心配をする人は少ない。
ガンのなかでも前立腺ガンの進行はかなり遅いとは言われているが、サイレントキラーの一員であることは間違いないことを知るべきである。肥大症には早くから症状が現れ、変だと気がつく場合が多いが、前立腺ガンはそれがないのだから怖い。
PSA(前立腺にガンや肥大症が発生すると血液の中に増えるたんぱく質の一種・前立腺特異抗原)検査を未体験の方は、ぜひとも一度、近くの内科医での検診をお勧めする。ただし、知らないほうがよかったという人もいないとも言えないので覚悟して受けること。体験から言う。早期発見こそが生還へのチケットですぞ!

著者紹介

1938年、東京品川生まれ世田谷育ち。一介の精密機械技術者として定年まで勤務。信賞必罰特にナシ。創意工夫は好き。電話帳で朱鳥社の理念を知り応募。73歳で出版初体験。

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好かれるシニアは「きき上手」別冊2
良寛さんの心を今に伝える 
傾聴ボランティア
著者:青木羊耳

傾聴ボランティア講師として活躍中のシニア産業カウンセラーが上手な「きき方」のコツを説く紙上講座シリーズ。今作では震災で注目され養成講座が人気の「傾聴ボランティア」の在り方、相手の心の声をきく姿勢について提案する。傾聴ボランティアが必要とされる理由、良寛さんから学ぶ「無財の七施」という必要な心とは? 受信力を磨く方法が網羅された、役立ち身につく格好のテキスト。

  • 定価:1000円(税込) 四六判 並製本 108頁
  • ジャンル:社会
  • ISBN978-4-434-16529-0 C0030
  • 発行:朱鳥社 発売:星雲社
  • 2012年3月8日発行

著者からのメッセージ

人は日常的な人間関係から隔絶された相談室、応接室、あるいは話し手個人の自宅、といった保護された環境のなかで、他人であるこの私に悩みを打ち明け、憤懣をぶちまけ、迷いを吐露した挙句に、少なからず解決の手がかりをつかむこともあれば、いささかでも気持ちを軽くして元気を取り戻すこともある。
今後、地域のボランティア活動はどうなるか。傾聴ボランティアに限らないが、地域のボランティアリーダーの多くが70歳を超え、懸命に後継者を探している。しかし次世代に当たる団塊世代は、熾烈な受験競争や職場の生き残り競争を経験したせいか、私の見るところ、自分中心で他人に関心が薄い。ボランティア活動への関心も協力も低い。
これらの底流には、「ボランティア活動=無報酬で他人を世話する」という誤解がありはしないか。その誤解を解いてほしい。ボランティア活動には、張り合いも達成感もある。気分転換にもなる。仲間づくりにもなる。そのうえ勉強にもなり自己研鑽にもなる。
現役世代にとっても引退世代にとっても、ボランティア活動には義務感どころか、趣味にも勝る充実感が得られる。そのことを知っていただきたいのが本書を書いた動機である。

著者紹介

1931年生まれ。1955年東京大学卒(農業経済学専攻)。
農林中央金庫に31年勤務。1986年55歳で退職して講師業をスタートさせる。1996年労働大臣認定中級産業カウンセラー資格取得。1997年から2000年まで(社)日本産業カウンセラー協会常務理事。同協会認定シニア産業カウンセラー。全国良寛会会員。
現在、産業カウンセラーの養成に当たるとともに、良寛の愛と反骨のこころを体して、サラリーマンのキャリア開発や心の健康管理をテーマに講演・研修活動を行う。
著書『シルバー講師の泣き笑い 定年から始める講師業読本』(文芸社 2003年)『好かれるシニアは「きき上手」定年から始める産業カウンセリング学習』(朱鳥社 2004年 2刷)『良寛の愛』(考古堂 2005年)『定年テイクオフ ときめきシニアの人生本番学』(新風舎 2007年)『生涯現役キャリア作戦 シニア産業カウンセラーからの提案』(朱鳥社 2008年)『80歳 シニア産業カウンセラーの道のり 人生の9つの役割』(朱鳥社 2011年)『好かれるシニアは「きき上手」別冊 産業カウンセラーが逐語を楽しむ本』(朱鳥社 2011年 2刷)『人生にいかすカウンセリング』(共著 有斐閣 2011年)『NHKテレビテキスト・資格はばたく「産業カウンセラー」』(NHK出版 2011年)。
著者サイト

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浮世噺あれこれ 江戸から現代まで 
著者:北城小路

浮世噺あれこれ歴史が好きで読破した『慶長見聞録』『甲子夜話』等から永井荷風、山田風太郎、そして落語まで、蘊蓄を傾けながら現代の世相を憂う。幅広い知識に裏打ちされた言葉が次々と紡ぎ出され、江戸の風景が見えてくる。時代小説を得意とした著者初のエッセイ集。

  • 定価:1260円(税込) 四六判 上製本 112頁
  • ジャンル:エッセイ
  • ISBN978-4-434-16310-4 C0095
  • 発行:朱鳥社 発売:星雲社
  • 2012年2月20日発行

著者からのメッセージ

徳川家康が江戸に入ったのが、天正十八(一五九〇)年の初秋。それから二七一年もの永きにわたり徳川幕政が続き、一八六七年、慶應の時に徳川慶喜将軍が大政奉還をなした。そして、明治天皇が御即位し、年号が明治と改号され、江戸も東京となった。本書では、江戸から現代までの人々の生活、風習、商売、人物、行事等を綴ってみた。時代は違えど、江戸の昔から積み重ねてきた徳義や礼節を重んじる心は、変わらぬものとして大切にして行きたい。

著者紹介

本名、柿沼宏(かきぬま ひろし)。作詞家。埼玉県川越市生まれ。同在住。 明治大学政治経済学部卒業。誰よりも川越を愛し、「川越音頭」「川越まつり」「小江戸桜音頭」「新河岸川音頭」「川越伝説合唱曲集」、赤間川に棲む小動物を主題とした「童謡と楽劇」、少年少女のための合唱風土記「川越市郷土芸能合唱曲集」を作詞するなど、市の文化・観光に寄与。
著書:『唐桟幸次郎疾風旅』(永田社)、『御家人侠七郎 幕末江戸草子』(文芸社)、『本所深川御家人くずれ』『幕末の寵児 蘭之介活人拳』(朱鳥社)

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筆まめ祖父の気儘日記 明治・大正を駆け抜けた男の物語 
著者:柴田寛

筆まめ祖父の気儘日記本書は、著者の祖父・下山秀久が明治11(1878)年、18歳のときから書き始めた20冊近くの日記帳を元に、現代風にアレンジした秀久シリーズの第3弾。和紙を用いた手製の「日誌帳」4冊は難解な漢文、明治19年からの市販のものにはローマ字、英語、設計図、入院中の体温表、謡曲温習表まで書かれており、遺された写真とともに「明治・大正を駆け抜けた男の物語」が描かれている。

  • 定価:2625円(税込) A5判 上製本 348頁
  • ジャンル:研究論文
  • ISBN978-4-434-16336-4 C0095
  • 発行:朱鳥社 発売:星雲社
  • 2012年1月27日発行

著者からのメッセージ

明治の書生たちが、どんな思いで学問を志し、勉学に励んだのか、筆者の母方の祖父下山秀久が、その貴重な記録を日誌に残して置いてくれた。2010年は秀久の生誕百五十年であった。今更ながら自分の日誌が公開されようとは秀久とても考えていなかった事であろう。不遜の孫は、祖父の生誕記念と共に、その青春記録や、明治・大正時代の生活実態を是非後世に伝えたいと思い、此処に筆を執った次第である。

著者紹介

1928年、東京都生まれ。1953年、東京農工大学卒。全農(当時は全購連)に25年勤務後、定年退職。その後、全農の常勤、非常勤嘱託。東京農工大学非常勤講師。動薬会社技術顧問。1998年、フリーとなる。
著書:『機械屋の見た明治の西洋』(2000年、朱鳥社刊)、『機械屋の見た明治の西洋 改訂増補版』(2002年、朱鳥社刊)

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南京「百人斬り競争」虚構の証明 野田毅獄中記と裁判記録全文公開 
著者:野田毅 編者:溝口郁夫

南京「百人斬り競争」虚構の証明「百人斬り競争」の新聞記事が原因となり、南京虐殺の責任を負わされた野田、向井の両少尉。野田少尉が学校(旧制中学/新制高校)の先輩と知らされた編者は、平成12年、妹マサ氏を訪ねた。そして、処刑後に届けられた遺書や裁判記録を読み、これまで史実とされてきたことは誤りなのではないだろうか? 獄中記を発端に、新聞記事を検証し、裁判の経緯を追い、歴史の事実を解きほぐした書である。

  • 定価:1575円(税込) 四六判 上製本 248頁
  • ジャンル:日本の歴史
  • ISBN978-4-434-16309-8 C0031
  • 発行:朱鳥社 発売:星雲社
  • 2011年12月13日発行

ご家族からのメッセージ

これまで私の家に、兄の残した「遺書」、百人斬り競争に関する「南京裁判記録」が残されていました。これらは部分的に書籍などで公表されていましたが、「遺書」と「南京裁判記録」を全文掲載し、ようやく本書に集約することができました。今回の刊行で、多くの人びとに兄の真実の姿を知っていただくことを嬉しく思います。兄も、ようやく自分の想いが叶ったと喜んでくれることでしょう。 野田マサ(野田毅少尉の妹)

編者からのメッセージ

南京事件にかんする興味が高まり、百人斬り競争についての資料の蒐集を始めてから12年。ようやく1冊の本にまとめ、百人斬りの全貌を明らかにすることができました。野田、向井両氏は、いわれもない「南京虐殺三十万」の汚名をかぶりましたが、全くの濡衣であることを分かっていただけたものと思います。

著者紹介

大正2年、鹿児島県生まれ。鹿児島県立第一中学卒業。昭和12年、陸軍士官学校(第49期)卒業。第16師団配属(少尉)、南京攻略戦参加。13年、下志津飛行学校入校(中尉)、広東攻略作戦参加。14年、朝鮮会寧へ。15年、歩兵第133聯隊配属(中隊長)。16年、参謀本部附南機関配属(大尉)、12月ビルマ独立義勇軍参謀長。17年、南機関の解消に伴い第15軍司令部附(ビルマ防衛軍顧問)。18年、満州へ、第3909歩兵師団(大隊長)。後に陸軍航空総監部(浜松)。20年、第16飛行団司令部(少佐)。下館にて終戦、9月復員。23年1月28日、南京(雨花台)にて刑死。享年36。

編者紹介

昭和20年、鹿児島県生まれ。北海道大学工学部卒業。八幡製鐵入社。新日本製鐵退職後、南京事件(百人斬り)、ビルマ独立義勇軍などについて調査研究。
著書:共著『南京事件「証拠写真」を検証する』(草思社)、『絵具と戦争 従軍画家たちと戦争画の軌跡』(国書刊行会)

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とき足跡こえ
著者:鈴蘭

刻の足跡人とは違う感性と想像力ゆえなのか、生きにくさを抱える17歳の著者が9歳から15歳までに書いた詩を、自らが撮った個性的なアングルのカラー写真とともに編み、水色のセンシティブな詩集に仕立て上げた。何のために生まれてき/死ぬのだろうか/その人生という名の時間を使い/私という名の歴史を作り、広げ/世界という名のはぐるまを/動かすためだろうか(表題作より)

  • 定価:1000円(税込) 四六判 上製本 74頁
  • ジャンル:詩集
  • ISBN978-4-434-16216-9 C0092
  • 発行:朱鳥社 発売:星雲社
  • 2011年12月7日発行

著者母よりメッセージ

 小学六年生のある日、突然娘の笑顔は消え、闇に包まれてしまいました。

 原因も解決策も見つからず、先の見えない不安と混乱の中で、久しぶりにふれた彼女の詩。そこにあふれていた、存在することへの不安や葛藤、苛立ち、そして受容をもとめる悲鳴や叫び。突然に思えたその変化も、娘はもうずっと前から、壊れそうな心を抱えて一人で不安に立ち向っていたのかもしれません。

 初めて娘と、ぎこちなく向き合う時間を過ごす中で気づいたのは、「そうか、この子はこんなテンポで話すんだ…」「こんなやり方が好きだったんだ…」

 結局私は、今まで彼女の明るさに目を奪われ、娘のことを何もわかっていなかった…。そんな想いであらためて一つ一つ娘と向き合ううちに、私は彼女をありのままに受け入れ、その感性を再び楽しむようになっていました。そしていつしか娘の詩にも、今までとは別の光を感じるようになりました。彼女の新たな成長を見ている気がします。いつかまた、光にあふれた世界に踏み出していくのかもしれません。

 ここまで来るのは長かったような、あっという間だったような…。娘は私に、気持ちを伝え、聞くことの難しさや、相手をありのままに受け入れることの大切さを教えてくれました。

著者紹介

1994年、宮城県仙台市に生まれ、1歳から東京育ち。

小さい頃から読書好きで、一日10冊近く読破することもしばしば。手元の本では飽き足らず、現在はライトノベルを中心に出版社の新刊情報チェックをかかさず、図書館や古書店、さらにネット上の小説サイトも自分の書棚となっている。

詩との出会いは小学校一年の国語の授業で、以来、時折ペンをとっては、独自の世界を表現している。好きな詩人は金子みすゞ。

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田中佐知 絵本詩集 
詩:田中佐知 絵:南高彩子 訳:南高えり

田中佐知絵本詩集田中佐知の詩に、未だ十代の南高彩子が絵を描き、ベトナムの詩には南高えりの英訳を収録した絵本詩集。自然界や動物、幼い日の郷愁、そして戦争と正面から対峙した田中佐知の詩七篇と、個性的な絵とが一体になり、ひきつけてやまぬ魅力をもった絵本、そして詩集となった。

  • 定価:1365円(税込) B5判 上製本 36頁
  • ジャンル:児童/ヤングアダルト/絵本
  • ISBN978-4-434-16107-0 C0093
  • 発行:朱鳥社 発売:星雲社
  • 2011年10月28日発行

ご家族からのメッセージ

田中佐知は、

  わたしのいのちはいつも今であり/億年の古代であり/未来でもあるだろう

と時空を超越した世界を見つめています。そうした立位置の生き方の中で、この本に収載された七篇は、多岐なテーマで構成されています。

多くの読者の皆さま方が、娘の作品に触れ感動を覚え、心を癒して頂けるようでしたら、娘も至福の喜びでございましょう。

著者紹介

詩:田中佐知(本名 保子)1944年東京生まれ。詩人・エッセイスト。2004年、ガンのため59歳で永眠。月刊誌、新聞、雑誌などに詩、エッセイ、評論、翻訳を発表。詩誌「ハリー」元同人、詩誌「ラ・メール」元会員。
著書に、詩集『さまよえる愛』『砂の記憶』『樹詩林』、エッセイ集『詩人の言魂』、全集『田中佐知全作品集』、「現代詩文庫」田中佐知詩集(2012年刊行予定)(思潮社)/詩集『見つめることは愛』、絵本詩集『木とわたし』(朱鳥社)/詩集『見つめることは愛』『砂の記憶』韓国バベルコリアより翻訳出版/遺稿集『二十一世紀の私』(書肆山田)など多数。

絵:南高彩子 1993年東京生まれ。中学・高校在学中、水彩画、カレンダーを制作。1999年頃より、国分寺のアトリエMIURAにて三浦宗子氏から現在まで水彩画を学ぶ。

訳:南高えり 1991年東京生まれ。現在、大学文学部3年在学中。

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小説 太虚 大塩平八郎と安岡正篤 著者:亀井俊郎

産業カウンセラーが逐語を楽しむ本歴史の激動期に現れた二人の英雄豪傑は不思議なことに陽明学を学んでいた。そのことに着目した著者は、安岡正篤がふたたび大塩平八郎の『洗心洞箚記』を討議講述するという構想のもと、思想・哲学小説として丹念に描き出した。舞台は安岡が嘗て学監をつとめた金鶏学院(昭和2年創設)、聴講者の一人が講義への意見・感想をしたためつつ、心を太虚にする教えへと導く。

  • 定価:1155円(税込) 四六判 並製本 96頁
  • ジャンル:小説
  • ISBN978-4-434-15902-2 C0093
  • 発行:朱鳥社 発売:星雲社
  • 2011年9月25日発行

著者からメッセージ

陽明学とは何ぞや。それは心を太虚にする教えである。

太虚とは何ぞや。それは宇宙の万理万物を支配し、人をして良知良能たらしめ、浩然の気を養わしめる根源である。

大塩中斎は、太虚に徹すれば王陽明のいう「良知を致す」という心境に到達できることを説く。彼は王陽明の学は朱子学とともに孔子教の嫡伝、朱子学も陽明学も「仁」を求めることにおいて違いがないことを明らかにする。孟子いわく、「仁は安宅なり、義は人の正路なり」。窮め尽くせばどちらも論語、孟子、大学、中庸からは外れていない。

安岡正篤は嘗て大学寮で学生を前に、大塩の著書『洗心洞箚記』を討議講述したことがあり、大塩平八郎の思想を「慎独」という立場から鮮やかに解説してみせた。この講義の再現という構想はフィクションであるが、書かれた内容は確かな資料に拠っている。

科学の進歩は我々に便利で豊かな生活をもたらした。だが然し、欲しい物がいつでも容易に入手し得る世の中が、未来永劫つづくものであろうか。

こんなときに儒学の話などを持ち出して、迂愚な輩と笑われるかも知れない。然しこんなときにこそちょっと立ち止まって、古典の中にある生きた智慧を反芻し、幾分かなりとも心の安らぎを探したいものである。

著者紹介

1927(昭和2)年8月19日生まれ。医師・医学博士。

主著:『眼科と精神身体医学』(金原出版 1971年)『金鶏学院の風景』(邑心文庫 明徳出版社 2003年)『邪視の話』(朱鳥社 2007年)

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君 平成の志士となれ 我 尊皇の士とならん 著者:伊藤裕之

産業カウンセラーが逐語を楽しむ本「自分の国を誇れない人は不幸である」と著者は言う。本書は、長年教育に携わり、荒廃している日本の現状を憂い、人生の先輩として経験してきた大事なことを若い世代のために書き残した祖国愛に溢れた書である。「第一部 日本の誇りを取りもどすために」「第二部 若い人へ 真の日本人となるために」の二部構成。

  • 定価:1000円(税込) 四六判 並製本 112頁
  • ジャンル:国家論
  • ISBN978-4-434-15964-0 C0095
  • 発行:朱鳥社 発売:星雲社
  • 2011年9月25日発行

著者からメッセージ

私は日本大好き老人である。ただ、今の日本の乱れた世相を見ていると、これでは日本が日本ではなくなってしまうのではないかと思われてならない。私たちの後を引き継ぐ若い人たちに、日本の国柄の良さ・尊さを知り、「尊皇・愛国」の心を持ってもらいたいと願って本書を書く気になった。忘れてはならないことは、大和民族の本質としての「やさしさ」桃太郎精神と、「平和主義的性格」七福神の宝船精神である。日本人であることの自覚と、大和民族の一員であることの誇りを胸に、堂々と世界に出て行ってほしい。

著者紹介

1926(大正15)年、東京生まれ。東京都の小学校教諭・校長を経て、1986年、定年退職。校長在職中に、全国小学校行事研究会会長を務め、退職後は同会顧問として現在に至る。

著書:『美しく尊い国 日本の真の姿』(朱鳥社 2006年)

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